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手帳を使って時間をデザインしよう

  • 時間は「管理」するものではなく「デザイン」するものへ。「時間デザイン」とは、経験から学び、自ら望む未来をカタチにすることです。
  • 手帳でPDCAを回し時間をデザインしましょう。
目次

時間管理は欠かせない

タイムマネジメントーービジネスの世界では、常に時間を管理することが要求されます。納期のない仕事はなく、ビジネスパーソンは、納期を意識しながら最善の努力を注ぎます。「仕事ができる人」という概念も、タスクを達成する際に、きちんと時間を管理できる人という意味でとらえられます。逆に、タスクを達成できてもタイムオーバーであればNG。また、時間内に作業が終わったとしても、達成されたタスクが質の低いものであれば能力(レベル)が低いと評価されてしまいます。

タスクを求められるレベルで、求められる時間内に終えるようにすることが、ビジネスパーソンに従来から求められてきた時間管理です。時間管理(タイムマネジメント)はビジネスパーソンにとって父くことのできないスキルです。

しかし、これからの時代も時間管理の考え方だけでいいのでしょうか。

時間を「管理」するから「デザイン」する時代に

環境変化が激しい時代を迎え、今あるビジネススキームだけで物琲を考え、行動することには大いなるリスクが存在します。なぜならば、ビジネスの根底にあるトレンドが変化したとき、従来の思考や行動パターンの枠内で対応するだけでは、十分な成果を得ることができないからです。

また仕事は、人間にとって経済活動(生活)の基盤であると同時に、自らの人生を豊かにするものと考えることもできます。単に、与えられた仕事をこなすのではなく、主体的にビジネスライフを切り拓いていくことこそが1人の人間にとっての仕事の本質です。

これからのビジネスパーソンは、仕事=タスク省理という捉え方に留まらず、仕事=時代環境の変化に対応しながら、夢や目標を実現するもの、という認識に立つ必要があるでしょう。

時間に対する考え方も同様です。短期的なタスク達成のために時間を配分する従来の「時間管理」の概念も内包したうえで、豊かな人生のために長期的な視点から夢や目標の実現に向けて、「時間」をデザインすることが求められるのではないでしょうか。

経験から学び、自ら望む未来をカタチにする

「時間デザイン」とは、時間を単なる管理の対象と見るのではなく、過去の経験を活かしながら自分が望む未来を描くという視点で、ゴールに向かう時間の使途を主体的に考え、実行に移す(デザインする)という考え方です。誰にとっても平等に与えられた時間を受動的に(漠然と)消費するだけでなく、主体的に(意識的に)活用することで、仕事も人生も充実させよう、という考え方なのです。

「時間デザイン」の考え方に立つことで、ビジネスパーソンは、時間内で目の前のタスクを処理するという視点だけでなく、過去を振り返り自分の未来を考える資源として時間を有効に活用することができます。そして、時間の価値を最大限に見出し、時代現地の変化に負けない自分を、充実した人生を、獲得できるようになるでしょう。

手帳でPDCAを回し時間をデザインする

時間デザインのキーワードは、経験から学び、自ら望む未来をカタチにしていくことです。経験に学ぶことで、未来をデザインするための素材を発掘できます。未来を想定し、なすべきことをイメージすることで未来を身近に考えることができます。「いま」の自分を軸にしながら、「過去」の自分をみつめ、「未来」を描く。その一連のプロセスこそが、時間デザインだといえるでしょう。

そして、手帳は、そうした時間をデザインするための最適ツールです。手帳には、過去に行動したこと、考えたことが記録に残ります。また、これから手定されていることが記載され、今考えていることが言葉として記述されます。

まさに「過去」「現在」一「未来」をつなぐツールが手帳であり、手帳を活用することで、豊かな時間、豊かな人生を創造することが可能になります。

本テキストは、PDCAを回すポイントと手帳の活用方法を整理したものですが、手帳を活用してPDCAを回し続けることで未来を描く。その一つひとつのプロセスが、自分の「時間デザイン」とも言えるでしょう。

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